小動物臨床総合誌 MVM(エムブイエム)、小動物腫瘍臨床 Joncol(ジョンコル)、獣医眼科プラクティス、動物看護コアテキスト 発行-ファームプレス

学会・セミナーレポート

「AiANZ獣医皮膚科シンポジウム With ひふゼミ」開催

 2026年10月9日(金)から11日(日)の3日間、奈良県コンベンションセンター(奈良県・奈良市)にて「AiANZ Veterinary Dermatology Symposium with ひふゼミ」が開催された。
 本シンポジウムは、アジアおよびオーストラリア・ニュージーランド地域の獣医師が一堂に会する初の獣医皮膚科国際学術会議であり、記念すべき第1回大会が日本で執り行われた。主催は日本獣医皮膚科学会(JSVD)、アジア獣医皮膚科学会(AiSVD)、アジア獣医皮膚科専門医協会(AiCVD)、オーストラリア・ニュージーランド獣医専門医協会皮膚科部会(DCANZVCS)の4団体で、今回は「アレルギーと耳炎」をメインテーマに掲げて展開された。
会場では世界各国の専門医による発表が行われ、公式言語の英語に加えAI同時通訳システムを導入することで、すべてのプログラムを言語の壁無く受講できる環境が整えられた。プレコングレスセミナーや皮膚病理組織学セッション、オトスコープ実習など60近くのプログラムが実施され、世界中から集まった約600名の参加者が盛んに交流した。また記念式典では、内閣総理大臣 高市早苗氏からの祝辞が紹介された。
 なお、本大会は「2026年日本獣医皮膚科学会ひふゼミ」との合同開催であり、大会実行委員長でJSVD会長の西藤公司氏(東京農工大学)のもと、大盛況のうちに幕を閉じた。今後の同学会の更なる躍進が期待される。


「AiANZ Veterinary Dermatology Forum with ひふゼミ」会場入り口の様子


Virbac社の協賛によるプレコングレスセミナーの様子。写真は今井昭宏先生(JASMINEどうぶつ総合医療センター)による講演「外耳炎マネジメント総論:世界が直面する課題と新たなアプローチ」。※詳細は『MVM』2027年3月号に掲載予定


29社が出展した企業展示の様子


オトスコープ実習の様子。大隅尊史先生(東京動物耳科センター新宿VST)による事前講義ののち、実習が行われた



記念式典にて挨拶する、大会実行委員長の西藤公司先生(JSVD会長/東京農工大学)。式典では高市早苗内閣総理大臣からの祝辞も紹介された


ポスター発表の様子


エランコジャパン株式会社の協賛のもと、奈良ロイヤルホテルで開催された懇親会「Nara Dinner」の様子

ロイヤルカナン ヘルシーエイジングプレスセミナー 開催される

 2026年10月8日(木)、ロイヤルカナン ジャポン合同会社(東京都・港区)内のカンファレンスルームにてロイヤルカナン ヘルシーエイジングプレスセミナーが開催された。
 ロイヤルカナン社は、健康寿命をより長く保つ「ヘルシーエイジング」の考えを啓発および普及に努めており、本セミナーはその一環として実施された。
 はじめにコーポレートアフェアーズディレクターの西尾真一郎氏より挨拶があり、ロイヤルカナンの歴史から目的、どのように犬猫との暮らしに貢献するかについての考えを述べた。その後、獣医師でもあるヘルスアフェアーズマネージャーの平 瑛美氏から、今の日本国内の現状、とくに犬猫の高齢化がすすむなか、飼い主が自身の犬猫の老化に対して何もできないと考えている人が38%いることなどに触れた。
 そして、多くの飼い主が犬猫の老化に難しさを感じている現状を踏まえ、今回、「5歳からの健康チェックキャンペーン2026」を2026年10月1日より実施している。介入のタイミングを「5歳」に設定し、老化がはじまる早期のタイミングで健康チェックを行い、健康寿命の延伸を目指すというものである。
 とくに今回は比較的健康診断に行かない猫をピックアップし、元気そう、来院が大変、費用がかかるという飼い主のハードルを下げ、健康診断の初歩を踏み出すきっかけをつくるための啓発セミナーであった。会場には、実際に社員の方と暮らす猫が登壇し、キャリーケースの入り方について、平氏からの説明を受けながら実演が行われた。
 早期に健康チェックを行うことで健康寿命が延伸するデータも説明され、獣医療界全体が一丸となって健康診断を飼い主にすすめられるか、その追い風の1つになることを期待したい。
〈キャンペーン内容〉2026年10月1日(木)から同年12月15日(火)の期間中に5歳以上の犬猫を対象に全国の動物病院で健康診断を受診、受診を証明するレシート(診療明細書)をロイヤルカナン公式療法食LINEへアップロードすると応募可能。抽選で5,000名にデジタルギフト3,000円相当をプレゼント
 

 

第28回 日本臨床獣医学フォーラム年次大会2026 開催される

 2026年9月26日(土)、27日(日)に東京・ホテルニューオータニにて第28回日本臨床獣医学フォーラム(JBVP) 年次大会2026が開催された。今年の大会テーマは「心震わす, 出会いと学びを もっと考えよう 伴侶動物との暮らし―どうぶつにやさしい医療―」であり、展示会場では初日の開始時間から学生や市民での参加者も多くみられた。
 開会式では本会名誉会長の石田卓夫先生(赤坂動物病院)、本会会長の竹村直行先生(日本獣医生命科学大学)そして、大会長を務める溝口俊太先生(ワラビー動物病院グループ)より開会の挨拶が行われ、大会テーマの通り今年も現地で対面の開催ができることに対する意義と得られる対面ならではの学びについて話された。
 また、160社を超える企業・団体が出展しており、展示会場では企業と動物病院関係者のやりとりだけでなく、参加企業同士で交流している様子も数多くみられた。
 参加者数は4,397名であり、各会場で様々な分野の講演が催され、オンラインではない現地で聴講するからこその熱量と先生方の解説、そしてどういった分野に注目されているのかを改めて実感することができた大会であった。来年以降も本学会がさらに発展することが期待される。
 次回の第29回 日本臨床獣医学フォーラム年次大会2027は、2027年9月25日(土)、26日(日)に開催予定である。
 

開会式の竹村先生による挨拶
 

講演会場の様子
 

2日目午前のAIMパネルディスカッションの様子

(一社)日本動物看護学会第35回大会 開催される

 2026年9月12日(土)、13日(日)の2日間にわたり、帝京科学大学(東京・足立区)にて一般社団法人日本動物看護学会 第35回大会が開催された。
 はじめに、大会長である佐伯 潤先生(帝京科学大学)が、本大会のテーマである「動物看護と動物福祉が紡ぐ未来」と題して基調講演を行った。佐伯先生は、愛玩動物看護師は「社会の中の動物看護」を考える必要があり、それが愛玩動物看護師という職業の新たな可能性を広げることにもつながると述べた。
 「動物の行動と管理学会」の協力のもとで行われたシンポジウム「動物福祉への取り組み その歩みと課題を考える」では、竹田謙一先生(信州大学)が「『動物の行動と管理学会』で動物福祉研究が盛んな理由」、小針大助先生(茨城大学)が「産業動物における動物福祉の取り組み」、大谷祐紀先生(北海道大学)が「動物福祉に配慮した社会の実現に向けて獣医学が果たす役割-より良い飼育の文化差をふまえて-」、小倉匡俊先生(北里大学)が「展示動物における動物福祉研究」について、それぞれ発表した。講演後、加隈良枝先生(帝京科学大学)を座長、佐伯 潤先生および小野寺 温先生(帝京科学大学)をコメンテーターとし、講演者を交えたディスカッションが行われた。講義や討議を通じて、参加者は「動物福祉」について深い知見を得た。
 教育講演①では、的場美芳子先生(株式会社プロキオン まとば動物病院)が「動物介在介入から動物介在サービスへ―公衆衛生の視点から考える愛玩動物看護師の役割―」を、教育講演②では、阿部令子先生(アニマルソーシャルワーク研究協会)が「アニマルソーシャルワークの現状と愛玩動物看護師への期待」をテーマに講演し、愛玩動物看護師が今後担うべき役割について紹介した。
 ポスター発表では17演題が掲示され、優秀賞は「巻圧測定デバイス『まきよるone』を用いた静脈留置カテーテル固定における圧管理教育の有用性」を発表した佐伯香織氏(岡山理科大学)が、奨励賞は「動物病院で用いられるイヌの保定技術に対する飼い主の抵抗感調査-エリザベスカラーは横臥位保定・口輪より飼主の抵抗感が少ない-」を発表した友野 悠氏(ヤマザキ動物看護大学)がそれぞれ受賞した。
 一般演題(口頭発表)では17演題が行われ、優秀賞は「猫血液型カード凝集法における全血検体と洗浄赤血球の判定比較」を発表した中村知尋氏(公益財団法人日本小動物医療センター)が、奨励賞は「イヌの年齢が周麻酔期合併症の発生に及ぼす影響」を発表した清水夕貴氏(岡山理科大学)が受賞した。
 そして、VCA Japan(合)主催のランチョンセミナーでは、黒瀬安寿加氏(パル動物病院)により「動物看護が紡ぐ未来―動物福祉の視点から考える、私たちの臨床実践―」が実施された。
 今大会の参加者は219名。次回第36回大会は、2027年9月ごろに倉敷芸術科学大学(岡山)にて開催される予定である。

演題者発表の様子

演題者発表の様子

第23回日本動物リハビリテーション学会 学術大会 開催

 2026年8月30日(日)、日本獣医生命科学大学(東京都・武蔵野市)にて、(一社)日本動物リハビリテーション学会主催の第23回学術大会が開催され、全国から獣医師、愛玩動物看護師、理学療法士らが集った。
 プログラムは、中嶋耕平先生(国立スポーツ科学センター)による特別講演ではじまり、東京2020オリンピックでの事例を交え、多職種連携によるメディカルサポートが紹介された。教育講演では、本学会理事の長坂佳世先生(D&C Physical Therapy)、信岡尚子先生(KURASOO)、岸 陽子先生(ONE自由が丘どうぶつ整形外科・リハビリセンター)が登壇し、リハビリテーションの体系的な実施や理学療法評価の基本枠組みについて講義が行われた。また、多数の応募から厳選された9件の症例発表が実施され、会場では活発な意見交換が行われた。
 本学会は「科学的根拠に基づく動物リハビリテーションの確立」を理念に掲げる。命を救うだけでなく「その子らしく生活できる機能の回復」が重要視されるなか、学会では患者の正しい評価と計画・再評価を客観的に記録する『学会版理学療法評価表』の作成や指示書の整備をすすめている。獣医療界におけるリハビリテーションの牽引役として、今後の活躍に期待が高まる。


本学会会長の柄本浩一先生(えのもと動物病院)


特別講演で人医療でのリハビリテーションを紹介された中嶋先生


教育講演の様子

第45回 比較眼科学会年次大会 開催される

 2026年8月29日(土)、30日(日)の2日間にわたり、鹿児島・カクイックス交流センターにて第45回比較眼科学会年次大会が開催された。
 今回は荒木智陽先生((株)新日本科学)が大会長を務め、「温故知新~基礎と臨床で深める比較眼科学~」をテーマに特別講演や一般口演、ランチョンセミナーなど様々な演目が行われた。獣医師以外に、人医療の薬剤に関する企業の方の参加も多くみられ、2日間で200名以上の参加者が集まる大会となった。
 1日目には人医療の眼科の専門家である外園千恵先生(京都府立医科大学 眼科学教室)の特別講演や堅田侑作先生((株)レストアビジョン)による視覚再生医療に関する教育講演が行われた。夜の懇親会では、鹿児島実業高等学校 男子新体操部の演技や地元の芋焼酎の試飲会などが実施され、当日は鹿児島市内で花火もみられ、参加者は鹿児島の夜を大いに楽しんだ。2日目には基礎部会セッションで海外からDr.Vladimir Bantseev(Genentech)を招き展開したパネルディスカッション、ランチョンセミナーでは愛玩動物看護師の眼科教育のシンポジウムが行われ、人医療の企業の関係者、獣医師、愛玩動物看護師と様々な眼科に関する業界の参加者が一堂に会する比較眼科学会ならではの様子がみられた。
 なお、今回の2026年度の総会で法人化をすすめていくことが発表された。本学会とともに獣医眼科領域もさらに発展していくことが期待される。
 次回、第46回比較眼科学会 年次大会は2027年7月24日(土)、25日(日)に兵庫・神戸国際会議場で、小山博美先生(ネオベッツVRセンター)を大会長、山下 真先生(ファーブル動物医療センター眼科)を副大会長・実行委員長として開催予定である。
 

会場の様子
 

総会の様子

第18回日本獣医腎泌尿器学会 学術集会・総会 開催される

 2026年8月22日(土)、23日(日)に東京・ベルサール飯田橋ファーストにて、第18回日本獣医腎泌尿器学会 学術集会・総会が開催された。
 大会長は髙島 諭先生(岐阜大学)で、大会テーマは「iCatCareガイドラインに学ぶ猫の下部尿路疾患」と題し、様々な講演が行われた。
 1日目には昨年2025年の本学会 学術集会・総会で発表されたように、新制度による認定医・上級認定医試験が午前に行われた。午後からは日本腎臓学会 サテライトシンポジウム「心腎連関によるCKDの負の連鎖 そのメカニズムを知る」が、豊原敬文先生(東北大学 腎臓・高血圧内科)および矢吹 映先生(鹿児島大学 共同獣医学部附属動物病院)の座長のもと開催され、人医学の知見から心腎連関のメカニズムや治療に関する3本の講演が行われた。
 2日目には本学会のシンポジウムが開催され、米澤智洋先生(東京大学)の座長のもと、大会テーマに関する、総論を含む4本の講演と総合討論が行われた。
 いずれの講演も多くの聴講者が集まり熱心に耳を傾け、質疑応答にもスマートフォン等から質問を募る形でたくさんの質問が寄せられた。
 2日目にはその他にも一般演題発表や企業展示ブースの1室にてポスターセッションコアタイムが設けられ、展示会場にも多くの参加者が足を運んだ。
 そして総会では新たな理事および監事が選出され、宮川優一先生(日本獣医生命科学大学)、下川孝子先生(岡山理科大学)、片山泰章先生(岩手大学)、青木大先生(あおき動物病院)が新たに選任された。
 本大会の総参加者数は535名であった。新制度による認定試験が導入された本学会の益々の発展が期待される。
 なお、次回 第19回日本獣医腎泌尿器学会学術集会・総会は、2027年8月21日(土)、22日(日)に同じくベルサール飯田橋ファーストにて、下川孝子先生を大会長に開催予定。

講演の様子

2日目の総合討論の様子

WJVF第17回大会 開催される

 2026年7月25日(土)、26日(日)の2日間にわたり、ホテルニューオータニ大阪にて、WJVF第17回大会が開催された(大会長 竹村直行先生〔日本獣医生命科学大学、日本臨床獣医学フォーラム会長〕、実行委員長 進 学之先生〔しん動物病院〕)。
 「命と向き合う その先にあるどうぶつと家族の笑顔のために」をテーマに、獣医師プログラム、愛玩動物看護師・ACS・トリマープログラム、実習、JAHAプログラム、ランチョンセミナーなどが11もの講演会場にて実施され、とくに実習は2日間を通し4会場にて行われ、非常に盛況な様子であった。
 プログラムの内容も非常に幅広く、20以上もの分野の講演や実習に、獣医師だけでなく愛玩動物看護師、獣医学生などが多く集まり、小動物の臨床現場における学びと実習の機会を得ようという若い世代の意欲も強く感じられ、80社以上の企業が出展した展示ブースも活気があふれていた。
 2日間の参加者数は2,173名で、参加者の学びの機会を得ようとする意志が伝わる2日間であった。
 次回WJVF 第18回大会は、2027年7月31日(土)、8月1日(日)に同じくホテルニューオータニ大阪にて開催予定。

竹村直行大会長の開会式の挨拶の様子

講演会場の様子

展示会場の様子

日本獣医眼科カンファランス 2026年 年次大会 開催される

 2026年7月26日(日)、東京・御茶ノ水ソラシティ カンファレンスセンターにて(一社)日本獣医眼科カンファランス(Japan Veterinary Ophthalmic Conference、以下JVOC)2026年 年次大会が開催された。
 今年は梅田裕祥先生(横浜どうぶつ眼科)が大会長を務め、眼科と救急集中治療がコラボレーションした「眼科救急」をテーマに10社を超える協賛企業と130名もの参加者が集まり、例年以上の盛り上がりがみられた。
 まず冒頭にて、今期よりJVOCの代表が小野 啓先生(パル動物病院)から前原誠也先生(ひかり町動物眼科)へと代わり、新たなJVOC代表として挨拶が行われた。
 今回は「眼科救急」がテーマということで日本獣医救急集中治療学会理事長である川瀬広大先生(札幌夜間動物病院)の特別講演が行われた。本講演では参加者に、「緊急だと思う眼科疾患について」をテーマにスマートフォンを使用したリアルタイムでのアンケート調査を実施したり、救急医療としてのトリアージについての解説を行ったりなど、眼科と救急がクロスした実践的な内容となった。
 JVOC活動報告、役員の先生方による各講演もあり、プログラム後半には梅田先生をファシリテーターとしたディスカッション「眼科医療と緊急医療の連携:眼科医療と緊急医療の連携を深めよう!」が行われた。北村康也先生(八雲動物病院)、小野 啓先生、川瀬広大先生、前原誠也先生、齋藤陽彦先生(トライアングル動物眼科診療室)が登壇し、救急医療の現場だけでなく1次診療施設にもかかわる医療連携の議論に、参加者も熱心に聴講する様子がうかがえた。
 次回は、2027年6月20日(日)に金井一享先生(北里大学)を大会長として開催予定である。
 

JVOC新代表である前原誠也先生による挨拶
 

大会長梅田裕祥先生による開会の挨拶
 

川瀬広大先生による特別講演の様子
 

「眼科医療と緊急医療の連携:眼科医療と緊急医療の連携を深めよう!」の様子

獣医臨床感染症研究会(VICA)第23回セミナー開催

2026年7月12日(日)、獣医臨床感染症研究会(VICA)の第23回セミナーが松研薬品工業株式会社(東京・小金井市)にて開催された。
 当日は総会に先立ち、同研究会会長の村田佳輝先生が、「犬のレプトスピラ症 日本型ワクチンの必要性―Leptospirosisの実態と感染対策・今後を考える―」と題して講演した。ヒトおよび動物におけるレプトスピラ症の発生状況や犬のレプトスピラ症について解説するとともに、むらた動物病院が所在する千葉県での実態を水害との関連や予防対策を交えて紹介した。
 続いて、同研究会役員の栗田吾郎先生が、「増加するSFTSの実態・対策」と題して講演した。日本、韓国、中国、ベトナムにおける重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の発生状況を解説し、今後の課題として、One Healthの観点に基づくサーベイランス、動物医療現場における感染対策、高齢者や農林業従事者に対する曝露回避の注意喚起を推進することの重要性を示した。
 同研究会は、犬や猫などの伴侶動物における臨床感染症を研究し、当該研究分野の普遍化と先端化に貢献するとともに、伴侶動物の健康改善を通じて国民の健康的な暮らしに寄与することを目的に設立された。近年、SFTSをはじめとする感染症が問題視されるなか、正確な情報を求める獣医師の関心も高まっており、昨年のオンラインセミナーでは約1,000名が受講したという。 同研究会は今後もさらなる事業拡大を検討しており、さらなる活動の発展が期待される。


本研究会会長 村田先生

栗田先生の講演の様子

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